本記事は、「WeeklyAlteryxTips#84 Alteryx Copilotを使ってみる」のアップデート版の記事となります。
2024年のInspireで発表のあったAlteryx Copilotですが、2025.2にてGAとなり、2026年のInspireでは「Ask Alteryx」とリブランドされました。
バージョン2025.2でかつAlteryx Oneの契約であれば無料で使うことができます。

テキストボックスに文字を入力すると、AIが答えを返してくれます。
また、Alteryx One appにもAsk Alteryxが実装されています。

なお、今回のブログ記事では「Data Awareness」をオンにしています。この機能は、ワークフローのデータをサンプリングし、LLMに送る機能ですが、これをオンにすることでAIの正確性があがります。一方で、外部に一部が送信されるため、機密データを取り扱うときはご注意ください。とはいえ、送信されたデータがLLMの再学習に使われたりすることはありませんのでご安心ください。各組織のデータ取り扱いのポリシーをご確認の上、ご利用ください。
ワークフローの作成をやってみる
まず、事前にstore.csv、receipt.csv、category.csv、product.csvなどのファイルを読み込みます。

例えば、これらのファイルを使って以下のように異なるファイルの項目を使ってグループ化して集計してみるとしましょう。

これにより、以下のようにファイルの中の項目を見て、望み通りのワークフローができました。

ちなみに、ワークフローを作ってる間は、以下のように試みが成功しているのか、失敗しているのか、という履歴が全部残っています。

このような結合などを行うワークフローは得意なようです。
キャンバスにあるデータについては認識しているようなので、メタ情報などは自動的に裏で使われています。
エラーの対処
実は、先ほど読み込んだファイルはUTF-8だったので文字化けしていました。対処法をAsk Alteryxに聞いてみましょう。

ちゃんと教えてくれますし、自動で設定も変更してくれました。以前は、設定までは変更してくれなかったので一年前と比べるとかなり進歩しているように思います。たださすがにConvertFromCodePage関数の存在までは教えてくれませんでした。
一般的な解決策を聞く
次に、ちょっと空間分析をしてみましょう。

実はこれ、customer.csvが緯度経度情報を持っていないのですが、いくつかエラーを挟んだのち、インプットファイルが保存されているフォルダをディレクトリツールにセットし、そのフォルダ内のファイルリストを取ってからgeocode.csvのファイルパスを取得し、それと結合することでタスクを完了しました。発想がすごい・・・。

いくつか不要なツールがあるので消してもらいましょう。

ばっちりです!

並びが気に入らないですが、なんとかならないでしょうか?「見やすいようにツールの配置を修正してもらえませんか?」と聞いてみましょう。

ツールコンテナに入れてくれたのですが、美しくはないですね・・・。

以下、手動で並びを変えましたが、コンテナへの格納自体は問題なさそうです。

ドキュメント化を楽にする
次に、ドキュメント化を楽にするために、各ツールの注釈をつけてもらいましょう。

素晴らしい出来具合です。これはめちゃくちゃ時短になりますね。

それでは、コンテナはどうでしょうか?

こちらもいい感じですね。

ワークフローのドキュメント化には積極的に使えそうです。
あるツールで起きているエラーの対処
エラーが出ているツールがあるので、理由を聞いてみましょう。

ちゃんと返してくれました。エラーはいろんなパターンがあるので、どんなケースで返してくれるかは実際にやってみるしかないかと思います。
ふわっとしたことを聞いてみる
Alteryx社のブログにも記載がありますが、どのような分析ができるか、を聞くこともできました。

「顧客ごとの購買金額(LTV)」をお願いしてみましょう。

ちょっと分析内容としては浅いように思います。

複雑な分析を聞いてみましょう。

MB RulesやMB InspectツールはAsk Alteryxの非対応ツールなのでどうでしょうか?

惜しいところまで行きました。非対応ツールはどうやら設定ができないようです。ちなみに、言われたとおりに設定しましたが、うまくいきませんでした(TransactionIDがAsk Alteryxの自作ですが、定義がいまいちおかしかったです)。
SQLや正規表現を教えてもらう
ノーコードツールにおいて、SQLや正規表現は若干ハードルが高い要素かと思います。こういうことはAIが得意とするところで、SQLや正規表現でやりたいことを伝えると教えてくれます。
以下は、Ask Alteryxに「receiptテーブルでstore_idごとにamountとquantityの合計を取り、store_cdの昇順で並び替えるSQLを教えて」と聞いたサンプルです。

ちゃんと機能しますね。ただ、実際に動かすと、SQL Server Management Studio上ではそのまま動作しますが、Alteryxのデータ入力ツールの場合、テーブル名をフルパスで通さないといけないのでうまくいきませんでした。
次に、正規表現を聞いてみます。「HTMLファイルからリンク先のURLだけ正規表現を使って抜き出したい」と聞いてみました。

特にデータソースも追加していないので何も起きませんが、設定もしてくれそうです。
Advent of Codeが解けるのか?
最後に、Alteryxの習熟を目的として、本来はプログラミングパズルであるAdvent of CodeをAlteryxで解くチャレンジャーがいますが(私もその一人ですが)、はたしてCopilotは解けるでしょうか?
2015年の1日目のPart1をそのまま入力してみました。結果は以下の通り・・・。

無事に解くことができました。ちゃんと答えもあっていました。Part2も、、、

見事です!
Alteryx社ブログより、良いプロンプトのヒント
最後にAlteryx社ブログの効果的なプロンプトのヒントを引用したいと思います。
- Be Specific: Provide clear and concise instructions to ensure accurate results.
- Iterate: If the initial response isn’t perfect, refine your prompt and try again.
- Leverage Context: Mention the tools or datasets you’re working with for better-targeted assistance.
- Experiment: Don’t hesitate to test new ideas or workflows with the Copilot.
1つ目は、具体的にする、ということです。2つ目は、得られた応答が完璧ではない場合は、改良して再試行してみる、ということです。3つ目は、使用しているツールやデータセットについて言及するということです。前提条件をしっかり書けばそれを取り入れた回答をしてくれます。4番目は、色々とAskAlteryxでテストして試してください、ということです。
まとめ
- Ask Alteryxを色々と試してみました。
- 実際にツールを設定してワークフローを作ってくれ、実行までしてくれます(以前は作ってくれないことがありましたが、精度が向上しているようです)。
- エラーや使い方について説明してくれます
- SQLや正規表現などの複雑なタスクについて教えてくれます
- Pythonなどのコードの作成も以前より精度が向上しました。ただ、Ask AlteryxのGUIの性質上、タブを受け入れないため、そのまま貼り付けて使えません。ただし、AlteryxのPythonツールで実装する際の注意も語ってくれるためそれなりに有用です。
- 対応ツールはこちらに記載があります。入出力、準備、結合、パース、変換、ドキュメンテーション、空間、開発者、といったラインナップです(対象カテゴリでも一部のツールは非対応です)。
- 注釈やコンテナのタイトルなどをツールの内容からさくっと作ってくれます。ドキュメント化では非常に力を発揮するのは確実です。
- プレビュー時代よりかなり精度が向上しています、どんどん使ってみましょう!

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