今回は上級者向けの学習コンテンツについて触れていきたいと思います。初心者向けの学習コンテンツはこちらを参考にしてください。
上級者向けのコンテンツについては以下のようなものが考えられます。
- ウィークリーチャレンジ(中級・上級)
- Kaggle
- Advent of Code
それぞれ詳細を解説します。
ウィークリーチャレンジ(中級・上級)
ウィークリーチャレンジは問題数も多く毎週新しい問題が発表され、一緒に進めているメンバーとのやり取りも発生するため飽きにくいコンテンツです。
日本語版のコミュニティはグローバル版(英語版)の後追いとなっており、開始時期が日本語版の方が2年半ほど遅いため、グローバル版の方が150問程度数が多いです(日本語版特有の問題が数問あるのでこの数値は正確ではありませんが)。その差分の問題に上級の問題が潜んでおり、Alteryx Designer Expertの試験を受けるのであればぜひ抑えておきたいところです(さすがに実際の試験の方が簡単だとは思いますが)。特に、過去のExpert試験の引退問題「チャレンジ #53: Alteryx Designer Expert 認定試験の問題」はチャレンジしてみてください。
Kaggle
データサイエンスのコンペサイトで有名な「Kaggle」ですが、練習用のコンペがいくつかあります。予測分析を行っている方からすると全然上級ではないですが、予測分析をこれから行おうとする方にとってはいい練習台になります。あの有名なタイタニック号の生存予測にもチャレンジできます。
Kaggleはデータセットを入手でき、出力結果はCSVファイルでアップロードする形になるので、Alteryxで予測した結果もどうなるか試すことが可能です。
Getting Startedというジャンルが練習用のコンペになるので、一度挑戦してみてはいかがでしょうか?
Advent of Code
いわゆるアドベントカレンダーの類のものです。アドベントカレンダー自体は、クリスマスまでの日数を数えるものなのですが、転じて以下のようなイベントのことをここでは言っています。
インターネット上などで、12月の1日から25日までに、特定のテーマに沿って毎日ブログなどに記事を投稿していくという企画がある。元々のアドベントカレンダーになぞらえて、この企画もアドベントカレンダーと呼ばれている。特にプログラミングに関連するアドベントカレンダーの企画が多数行われている。
Wikipedia アドベントカレンダー
このコード版が「Advent of Code」です。あまり日本ではなじみがないかもしれません。
さて、Alteryx CommunityではAdvent of Codeを楽しむ人たちの集まりがあり、Generalの掲示板で時期になるとディスカッションが始まります。完了したらここにワークフローのスクショを貼るといった感じです。
正直プログラミング言語で行うことを想定しているため、Alteryxで行うのはかなりイレギュラー的ではありますが、一応可能です。参加者の中では「BaseA Style」と呼び、「Pythonツール」「Rツール」を使わないルールでやっています。詳しいルールはこちら。一部の問題はAlteryxの機能のみで解くことは不可能な問題も存在しています。
ちなみに、25日間の問題のうち、頭の1,2日くらいがウィークリーチャレンジの中級クラスでそれ以降は上級(すら生ぬるい)クラスのレベルとなります。プログラミング言語で解くのもなかなか難しい問題をAlteryxで解くのは結構至難の業だったりします。正直まったく解き方の検討さえつかない問題も後半は多いです。12月に入りましたらぜひ参加してみましょう!
ちなみに、下の画像が私の昨年の結果です。問題は前半と後半に分かれており、右端の★が二つ取れていれば完答となります。★がゼロの日は全く歯が立たなかったという感じです。最終日は、すべて星が取れていたらもらえる★です。
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