YXMD/YXMC/YXWZファイルを分析し、使用しているツールを抽出することで、統計レポートを作成するワークフローを作成しました。
Alteryxのワークフローやマクロはテキストファイルとして開くことができ、中身は実際はXMLファイルとなっています。これを適切に分析していくことで、ツールの内部名称を取得することが可能です(そこをやるのがなかなか簡単でもないのですが)。
ここまでできれば、あとはがんばって内部名称とツールの日本語名/英語名を紐づけるのは手作業でやるしかないのですが、がんばればなんとかなります(ギャラリーツール含めて290個くらいなので)。
ここまでできればツール名は取得できるようになるので、あとは適当に集計を行うだけです。
ワークフローのスクショを公開します。ざっくりとどのブロックで何の処理をしているかも記載してみました。
今回はAMP Engineオンでワークフローを作成しているので、同一Excelファイルへの別シート書き込みは若干工夫が必要です(オリジナルのエンジンと比べると、「完了までブロック」ツールを挿入する場所が異なります)。
その他、ちょっとした工夫として、テーブルを横に2つ並べて配置ということを行っています。つまり、表形式で項目が少ないときはどうしても縦に長くなるのですが、横に2段とかするとスペースを節約することができます。
レポート自体はブログ記事「100本ノック頻出ツール」にて公開している通りです。
使い方
ワークフローとして直接実行する場合
左上にあるディレクトリツールにて読み込みたいファイルが置いているフォルダのパスを指定します(拡張子なども指定可能です)。
分析アプリとして実行する場合
YXWZ形式のワークフローは、Alteryx DesignerがインストールしているPCであればアイコンをダブルクリックでアプリとして開くことができます。もしくは、Designerの右上にある「アプリとして実行する」ボタンをクリックすることでアプリとして動作します。
これにより以下のようなメニューが開きます。
- フォルダー一括読込
- 指定フォルダ内のワークフロー(yxmd/yxmc/yxwz)をすべて読み込み、ツールの統計レポートを出力します。
- 単体ファイル読込
- 指定ファイルを読み込み、ツールの統計レポートを出力します。
結果出力
実行すると、以下のファイルがワークフローを保存しているフォルダに出力されます。
- 使用ツール抽出結果.xlsx
- 使用ツール抽出レポート.pdf
作成バージョン
Alteryx Designer 2022.1.1.40869 Patch: 2
ワークフローダウンロード
余談
ちなみに、ツールを抽出するワークフローは、付属のサンプルワークフローにもあります。
[ヘルプ]-[サンプルワークフロー]-[スクリプトとオートメーションツールの使用(英語のみ)]-[マクロの構築]-[ワークフローで使用されるツールとマクロを識別する]
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