Alteryxとは?

Alteryx

Alteryxは、業務ユーザー自らが利用することのできるデータ前処理、分析ツールです。

データの処理、分析といえばExcelで行われることが一般的には多いかと思います。特に、スポットでのデータ処理や分析を行う分にはExcelは非常にコストパフォーマンスも良く、できることも多いため重宝されるツールです。

しかしExcelでは、繰り返し行う必要のあるデータ処理、分析についてはVBAと呼ばれるプログラミング言語を用いて自動化する必要があり、よくあちこちの現場で聞かれるのがExcelのブラックボックスマクロやExcel属人化といった事象です。

一方Alteryxは、業務ユーザー自身が利用することのできるデータ前処理、分析ツールです。例えば経理の専門家や・・・など、データ分析やITの専門家ではないユーザーがデータ分析の自動化や機械学習、空間分析といった高度な分析ができるようになります。

それではAlteryxの特長を見ていきましょう。

Alteryxの特徴

ノーコード・ローコード

Alteryxはノーコードでデータ分析の自動化や機械学習の利用が可能です。そのため、プログラミング言語の経験がなくても、ITに詳しくなくても簡単にデータ分析の自動化が可能です。

そしてさらには、R言語、Pythonも内部で簡単に使用できるため、コードを用いた複雑な分析も可能です。

使いやすく属人化しにくい

親しみやすいGUIベースのユーザーインターフェースのおかげで、すべてのユーザーが使いやすいように設計されており、データ結合、データ分析をスムーズに行うことができます。

また、GUIベースのため、データの流れが可視化され、プログラミング言語などによる自動化に比べ、非常に属人化しにくくなっています。

活気のあるコミュニティ

Alteryx社が運営するコミュニティは30万人以上のユーザーが活動しています。コミュニティでは活発な議論、ユースケースの共有、豊富なナレッジベース、トレーニングなどが提供されています。時にはユーザー会という形で直接顔を合わせてセッションを聞き、ネットワーキングに参加することで熱心なユーザーと交流を持つこともできます。

高度な分析が簡単に可能

アイコン型のツールを並べていくだけで、機械学習、空間分析までもが可能です。プログラミング言語へ集中するのではなく、機械学習や空間分析に集中することができます。

チームで利用が可能

各ユーザーが個々で使うだけでも大きな業務効率化が可能ですが、Serverなどの製品を使うことでチームだけではなく、会社全体でも使うことができ、広く効率化を行うことができます。

拡張されるプラットフォーム

クラウド製品の登場により、さらに可能性は増しています。

オンプレミス製品は、データ処理の効率化(クレンジング・データ準備)、地理分析、機械学習にフォーカスし、データ加工やレポーティングの自動化に主眼が置かれていましたが、クラウド製品はさらにモダンな環境となっており、クラウドベースのデータソースから、データパイプラインの構築、データウェアハウスの構築、機械学習、地理分析まで幅広くクラウド上でできるようになっています。オンプレミスと異なりインストール不要なため、即日利用可能となっており、より運用が簡易になるようになっています。

また、オンプレ製品との連携もあり、Designer Desktopで作成したワークフローをスケジュール実行できるようなオプションも準備されています。

Alteryx導入により見込まれる効果

企業のDX化を加速するにはデータはあふれかえっており、少数のデータサイエンティストなどのプロフェッショナルが進めるのも限界があります。しかしながら、忙しい現場の業務をこなしながらPythonなどのプログラミング言語を覚えるのも非常に困難です。

Alteryxは実際に業務を熟知している現場のユーザーが使うことができるツールであり、非ITユーザーでもデータ分析の自動化も簡単にでき、高度な分析まで発展させることができます。これによりAlteryxを導入した企業のデータ分析力が大きく向上するだけではなく、企業文化をも変えてしまうほどのポテンシャルを持ったツールです。

AlteryxによるAnalytics Transformation

Alteryxはノーコードによるデータ分析の自動化により業務効率化に大きな力を発揮します。また、ノーコードゆえ個人からチームへの拡大も行いやすく、まさにデータ分析の変革=Analytics Transformationを起こすことができるソフトです。

データ分析はDX化の非常に重要な部分ですので、Analytics Transformationを通じて企業のデジタルトランスフォーメーションを進めてみてはいかがでしょうか?

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