WeeklyAlteryxTips#20 レポートマップツールで同じ範囲の地図上に地物を描く方法

Alteryx

タイトルが長くてすみません。タイトル短くやっていることを綺麗に表現するのは難しいですね(少し修正しました)。

今回の要件

さて、レポートマップツールのグループ化機能を使って描くものが異なると、異なった範囲の地図上に描画してしまいます。

つまり、全体では以下のような地図になったとします。

これに対して、それぞれのグループごとに地図を作成したいとします。

つまり、具体的には以下のような地図をそれぞれ作成したい、ということです。

グループ:1

グループ:2

グループ:3

いずれの地図も同じ地図の上に描画しています。

これを今回は実現していきたいと思います。

グループ化フィールドで複数の地図を一気に作成する

まず、WeeklyTips#18のワークフローを使いましょう。

ここで、これを行うためには、グループ化フィールドを使います。

グループ化フィールドに「Label」フィールドを設定します。それでは出力を見てみましょう。

グループ:1

グループ:2

グループ:3

いずれも、各グループのデータが中心に来るように地図の位置が変わってしまっています。

この形はほしい形ではありません(もっとも、この形がほしい形であればこのままで問題ありません)。

地図の表示位置を固定する

それでは、ここから地図の表示位置を固定していきたいと思います。

全体を表示するための範囲は、今回表示しようとしている空間オブジェクトの凸包になります。つまり、以下のように集計ツールで凸法を作る必要があります。

これを閲覧ツールで見てみましょう。

すべてのポイントを含むような多角形が作成されます。

これを、レポートマップツールに入力しましょう。つまり、以下のようなワークフローになります。

ここからレポートマップツールを設定していきましょう。このままだと先ほど作成したポリゴンが表示されてしまいます。

レポートマップツールにて、ポリゴンレイヤーとして先程のポリゴンを追加しましょう。

その後、追加したレイヤーを選択し、「無効にする」にチェックを入れます。

なお、「レイヤーにズーム」にもチェックが必要です(基本的にはデフォルトでオンになっているはずです)。これにより、ポリゴン自体の範囲に表示しつつ、ポリゴン自体は表示されなくなります。

これで完了です。最初に示した結果通りのものが出ているはずです。

まとめ

グループ化フィールドを使ったときに、地図の位置の固定方法をご紹介しました。地図の位置は常に表示しているものを中心に描く、ということであれば今回のテクニックは必要ありません。

サンプルワークフローダウンロード

次回

未定です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました