Alteryx Designerでは、データ入力ツールなどでデータベースに接続する際に、テーブルに直接接続することもできますが、ビジュアルクエリビルダでGUIベースでSQLを構築することが可能です。
そもそもデータベースに接続する場合の接続オプションについて
データ入力ツールでDBに接続する際、実際にテーブルを選択する場面で以下のようなダイアログが出て、「テーブル」「ビジュアルクエリビルダ」「ストアドプロシージャ」「SQLエディター」から接続方法を選択することが可能です。

テーブルの場合は、テーブルのリストが出てくるため、それを選択するだけです。この場合は、
SELECT * FROM "testdb"."dbo"."geotest"
といったSQL文が構築されます。テーブルのデータをすべて持ってくるようなイメージですね。項目やデータ量の多いテーブルでテーブル指定で接続すると、データの取得に時間がかかるため、使用する項目に絞って接続したいものです。このような場合は、SQLエディタもしくはビジュアルクエリビルダでSQLを構築する必要があります。
SQLエディターの場合、自力でSQL文を構築する必要があります。

クエリがあっているかどうかのテストはできますが、それ以外の機能はありません。
SQLをGUIベースで構築できるのが、ビジュアルクエリビルダです。

なにか、、、MicrosoftのAccessにも似たような画面があったように思います。
項目の選択もできますし、条件付でデータを抽出したりだけではなく、グループ化したり集計したり、複数テーブルの結合やユニオンまで可能です。
なお、ストアドプロシージャはDBに登録されているストアドプロシージャを実行するためのものです。一部のデータベースのみに対応しています。今回は割愛します。
ビジュアルクエリビルダはどうやって使うの?
実はビジュアルクエリビルダのマニュアルは簡易的なものしか用意されていません。しかし色々と調べていると、実はこれは3rdパーティコンポーネントらしく、「Active Query Builder」という製品です。
ドキュメントはこちらにあるので、参考にしてみて下さい(英語なのですが、Chromeの翻訳機能など使えばなんとかなると思います)。
できることは以下のとおりです。
- テーブルの追加
- カラムの選択
- テーブルの結合
- テーブルのユニオン
- 並べ替え
- 抽出条件設定
- グルーピング
- 集計
これを使えば実はInDBツール不要なのでは?くらいのことができてしまいますね!(In-DBツールのいいところは何を行っているかデータ操作を可視化してくれることです)。
まとめ
- データベースに接続する際の3つのオプションについて簡単に説明しました
- ビジュアルクエリビルダでできることについて簡単にご紹介しました
- ビジュアルクエリビルダのドキュメントについてご紹介しました
次回
まだ簡単なTipsシリーズが続く予定です。
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