Alteryx Designerを使っている方はみなさん結果ウィンドウでデータを見ていると思いますが、結果ウィンドウ内でもデータの操作をできるのをご存知ですか?
試しに結果ウィンドウで各項目の三点ボタンをクリックしてみて下さい。

データを何かしらチェックしたいときはキャンバスにツールを配置する、というのがあまりにも当たり前の基本動作のため、結果ウィンドウ内で何かをする、という癖があまりにもついておらず、人がやっているのを見て改めて「そうだった」と思うことが(私は)多いのですが、実は結果ウィンドウ内のデータ操作は2019.3から可能でした。
何ができるの?
結果ウィンドウ内のデータ操作は、非常にシンプルな機能のみが可能です。基本的には以下3つのツールの機能が利用できます。
- データクレンジング
- フィルター
- ソート
各ツールの全機能が実装されているわけではなく、例えばフィルターであれば基本フィルターの機能のみを持っています。もう少し深堀りしてみましょう。
- データクレンジング
- Nullの置換
- 不要な文字の削除
- 大文字/小文字の変換
- フィルター
- 基本フィルター
- ソート ※辞書順の機能はなし
結果ウィンドウ内のデータ操作のちょっといいところ
結果ウィンドウ内のデータは、データ量が多いとき(システム設定で変更が可能ですが、デフォルト1Mです)は省略されてしまいますが、もちろんその影響は受けてしまいます。ただ、閲覧ツールを使えば大きなデータであってもデータを表示可能なので、そのような際は結果ウィンドウ内でソートやフィルターなどの処理をしてしまえばわざわざワークフローを実行し直さなくても反映することができます。特にワークフローの処理内容が長くなって時間がかかるような場合は非常に有効な機能です。
このとき、複数の作業を行うことができます。

さらに、緑色のチェックボタンをクリックすれば、結果ウィンドウ内で行った内容を、ワークフロー内に自動的にツールを追加することが可能です。

つまり、以下のようにツールが追加されます。

まとめ
- 結果ウィンドウ内で3つのデータ操作ができることをご紹介しました
- データ操作の結果はワークフローに適用することができます
- ワークフローをわざわざ実行しなくてもデータ操作の結果を見ることができる唯一の機能です
- デバッグのときなどは非常に大きな威力を発揮します
ちなみに、Designer Cloudは結果ウィンドウが大きく進化しています。Designer Cloudをお使いの方は色々と触ってみて下さい。
次回
未定です。
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