今回は、Alteryxのインタラクティブチャートツールのヒートマップに数値を表示してみたいと思います。
今回のサンプルデータ
今回のデータは、store_cdとcategory_major_cdごとにamountを集計したデータを使います。頭の10行は以下のようになっています。これが全部で60行あります。

このデータを縦軸(Y軸)にstore_cd、横軸(X軸)にcategory_major_cdを持ってきてヒートマップを作成しましょう。
ヒートマップを描画する
ヒートマップの作り方は簡単です。インタラクティブチャートツールを配置後、ワークフローを実行してデータをツールにためます。その上で、インタラクティブチャートツールの「グラフを設定する」ボタンを開き、「レイヤーを追加」をクリック後、以下の通り設定します。

- 型・・・ヒートマップ
- X・・・category_major_cd
- Y・・・store_cd
- Z・・・amount
これにより、以下のようなグラフが描かれます(グラフサイズは600×600サイズに調整済みです)。

ヒートマップに数値を乗せていく
ヒートマップのオプションに値のラベルを表示するオプションがあればよいのですが、残念ながらどこにも見当たりません。そこで、インタラクティブチャートツールが持っているレイヤ機能を使いましょう。
インタラクティブチャートでは、複数のレイヤーを追加することができ、このレイヤーは重なって表示されるようになっています。
再度「グラフを設定する」ボタンをクリックして設定を開きます。その後、レイヤーを追加ボタンをクリックし、新規レイヤーを追加します。そして、以下のように設定します。

- 型・・・棒
- X・・・category_major_cd
- Y・・・store_cd
ここで棒を指定しているのは、インタラクティブチャートツールでは棒グラフのみがラベルをつけることができるからです。ちなみに、プレビュー上はぐちゃぐちゃな表示になっているため非常にわかりにくくなっていますが、ワークフローを実行するとちゃんとしたものが表示されるようになっています。
次に、スタイルの方にあるレイヤータブをクリックし、以下のように設定します。

まず、「Values」タブの「不透明度」を0%に設定します。
その他、同じくレイヤータブの以下の項目を設定します。

- 棒のサイズと間隔
- 棒のモード・・・オーバーレイ
- テキスト
- テキスト・・・amount
- テキストの位置・・・外側
- テキストを制限する・・・内側
これでワークフローを実行すると、以下のようなグラフが得られます。

細かい設定はお好みで行ってください。
今回は、元のグラフとレイヤーで重ねるグラフが同じ軸になっているため、綺麗に重なっています。特に細かい調整を行う必要はありませんでした(逆にいうと、細かい調整はできない、ということです)。
まとめ
- インタラクティブチャートツールのヒートマップに数値を乗せました
- インタラクティブチャートツールでは、レイヤー機能により様々な複合グラフが利用可能です
サンプルワークフローダウンロード
次回
次回もインタラクティブチャートツールのTipsです
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