Alteryx Designerのインタラクティブチャートツールは、名前の通りインタラクティブに結果を確認することが可能です。マウスオーバーすれば値が表示され、細かく見たい部分を拡大・縮小することができます。しかしながら、ExcelやPowerPointなどのレポート形式に出力すると、静的な画像になり、インタラクティブ性が失われてしまいます。今回はこれをインタラクティブに活用する方法をご紹介します。
「インタラクティブに」インタラクティブチャートツールの結果を確認するためには?
インタラクティブチャートツールの結果は、レンダリングツールでHTML形式で保存すると、インタラクティブ性が失われないことをご存知でしょうか?
基本的にレポート系のツールを使ったアウトプットはレンダリングツールを使いますが、この中にHTMLで出力するオプションがあります。

これで出力されたHTMLファイルのインタラクティブチャートツールの結果では、閲覧ツールで見るのと同様にインタラクティブに結果を確認できます(以下のGIF画像をご覧ください)。

このHTMLファイルを開いてみると、チャートを書くのにJavaScript(plotly)が用いられていることがわかります。

このScriptはAlteryx社のサイトにリンクしているため、外部アクセスができない環境では表示できません。この場合、Plotlyのjsファイルを別途ローカルにダウンロードし、HTMLファイルと同じフォルダに置くことでも対応は可能です(その場合は、「src=」の部分を書き換える必要があります)。
まとめ
- インタラクティブチャートのグラフは、レンダリングツールのHTMLファイル出力機能を使うことで、Designerなしでもインタラクティブに結果を閲覧できることを紹介しました。
- インターネット環境が必須ですが、自分でカスタマイズすればインターネットに接続できない環境でも利用することが可能です。
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次回
未定です。
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